FCBスクール葛飾校で練習中の山下くん VÍCTOR SALGADO / FCB

日本で開催されたクラブワールドカップの最中に、バルサのクラブソングを歌って一躍、注目を浴びたFCBスクール葛飾校の生徒、山下航志郎くんは、相変わらず、スクールで成長を続けつつ、日々、新たなカタルーニャ語を覚えている。

FCBスクール葛飾校は、バルセロナで行なわれた国際大会第五回に参加し、 2006、 2007年生まれの子ども達及び2004、2005年生まれの子ども達がそれぞれのカテゴリーに出場した。プレフォルマシオンカテゴリーで、6位を収めたのが、最高の成績となったが、この大会中、誰もが、葛飾校のプロジェクトリーダー、アンドレウ・セラロルスに同じ質問を行なった。山下航士郎は、どこだ?日本で何しているんだい?その回答は、常に変わらない。「山下は、元気だよ。FCBスクールでサッカーを学びながら、新たなカタルーニャ語も覚えては驚かしてくれるよ。堂々としたもんだよ」とアンドレウ・セラロルスは、応えている。

山下航志郎くんは、たったの8歳で昨年、日本で行なわれたクラブワールドカップの最中にバルサのクラブソングをカタラン語で、それもアカペラで歌い、三ツ沢サッカースタジアムでそれを目の前にした選手、スタッフ、フロント、メディアの人々を驚かせた。バルサにとっては、日本の地で行なわれた最初の練習であり、嬉しいサプライズとなった。「山下のあれは、性格なんだよ。バルサとカタルーニャが大好きなんだ」とアンドレウ・セラロルスは話す。山下航志郎くんは、火曜日と金曜日、週に二回、練習を続けており、いつか、バルセロナに遠征し、FCBスクール国際大会VI回目に参加することを夢見ている。「彼は生まれついてのリーダーなんだ。強い個性があり、それをピッチでも表現している。練習の時でも、親善試合でも、いつも、リーダーシップをとって、チームメートのポジショニングの指示を出している」とFCBスクール葛飾校の校長は説明する。

山下くんは、バルサの試合を毎週TVで追い、クラブのソーシャルメディアをチェックする数多くいる子どもの一人だ。例えば、毎週、発表される育成サッカーのベスト5ゴールのビデオも、見ている。「全員を知っていて、彼らがトップチームにあがれると思うか僕に聞いてくるんだ」とセラロルスは言う。バルサのことを知るのに、距離は問題とならない。唯一の問題は、時差があるために、生で試合を見ることができないことだ。

また、カタルーニャ語を覚えたいというその熱意にも、周囲は驚かされている。常にカタルーニャ語と日本語の単語で埋まっているノートを片手にしている。新しい単語を書き込まずに寝ることは殆どない。バルサとカタルーニャをハートに刻みつけている。

「彼の姿勢は、常に完璧だ。とても礼儀正しくチームメートに敬意を払い、サッカーでも、それは同様だ。これで、もう十分だ、ということは決してない。いつも、もっと練習したいという気持ちがあり、サッカーとバルサへの期待感を表現してやまないんだ」とセラロルスはつけ加えた。航志郎くんがバルセロナにて、第6回FCBスクール国際大会に参加し、バルサへの愛情を証明する日がきっと来るだろうと、セラロルスは、信じている。